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足関節後方インピンジメント症候群(PAIS)は、右図のように病的な過剰骨(余分な骨)や軟部組織がインピンジメント(挟み込まれて衝突すること)で発生する痛みを言います。
足首後方の過剰骨を三角骨と呼ぶため、三角骨障害とも呼ばれています。
このケガは、バレリーナのポワント姿勢・サッカー選手(インステップキック)・競泳選手のキック動作が原因で発生します。
底屈(つま先立ちの姿勢)の動作で、足首の後方が痛むため、アキレス腱が痛いと受診する選手が多くいます。そのためアキレス腱の炎症なのか、後方インピンジメントの症状なのか見極める必要があります。
足関節後方インピンジメントの症状や特徴を以下にまとめました。
足関節後方インピンジメントの診断には、レントゲン(XP)・CT・MRI・超音波エコーでの画像検査が有効です。
XP:過剰骨(三角骨)の有無が確認可能です
CT:過剰骨や変形がどの程度の大きさやどのような状態なのかより鮮明に確認することが可能です
MRI:骨や軟部組織(靭帯や滑膜)の状態を細かく確認し、炎症などを正確に把握することが可能です
エコー:炎症や衝突する状況が確認可能です
このように、総合的に判断した上で、今後の治療方針を決定することが勧められます。
足関節後方インピンジメントの治療は、さまざまなアプローチが可能です。
このような保存療法(手術をせずに行う治療)でも、症状に改善がない場合は手術を考慮する必要があります。実際には保存療法で効果が出ないケースが圧倒的に多いため、早期復帰を希望の場合は、早急に手術を勧められるケースが多いです。
術後は、8〜12週程度から徐々にスポーツに復帰できるケースが多く、術後は痛みがゼロになるケースが多く、手術の成績は比較的良好なケガであるのが特徴です。
保存療法の場合は、コンディショニングを継続する必要があり、そのような事を天秤にかけて考えた際に、手術の方が良いと判断する選手が多い経験です。
足関節後方インピンジメントのリハビリは、保存療法と手術では多少異なります。
しかし、どちらにしても下記のような強化は必要になります。
足首周りの筋力や柔らかさはもちろんですが、足首をかばって間違ったからだの使い方の癖がついてしまうと、他の部位への負担の偏りが起こり、次の怪我を発生させます。
競技復帰する際は、そのような次の怪我を予想しながら、適切なアプローチが必要です。
足首の痛みでお困りの際は、一度当院へご来院ください。
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