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FAI(femoroacetabular impingement)は,大腿骨(ももの骨)および寛骨(骨盤の骨)の骨形態異常によって股関節の運動時にインピンジメント(衝突)することで、組織の炎症や痛みを発生させる病態と定義されています。
難しい言葉が並んでいますが、簡単に言うと骨の形に異常があることで、本来はぶつかることの無い場所がぶつかり合い、炎症や痛みに繋がっていると言うことです。
近年、アメリカを中心とした欧米各国で、FAIの手術が積極的に行われるようになっており、良好な手術成績が報告されています。しかし、日本にはまだFAIの手術をできる医師が少なく痛みに悩むアスリートが多いのが現状です。
FAIの主な症状は、運動時・運動後の股関節前面の痛みであり、開排(あぐらの姿勢)や割座(女の子座り)での痛みを訴える場合もあります。
FAIの診断は臨床症状と画像診断を合わせて行います。
画像診断はレントゲン検査が基本です。必要に応じて、骨の形を細かく分析できるCT検査や、関節唇(関節を支える軟骨)の損傷がどの程度かを調べるためのMRI検査(関節造影剤を注射して)を行います。
症状を確認するテストとして、代表的なテストがいくつかあるため、そのようなテスト実施して総合的に判断をします。
FAIは画像診断によって3つのタイプに分類されます。色が濃くなっている部分は異常がある場所です。
【A】寛骨(骨盤の骨)が、出っ張り過ぎているタイプ
【B】大腿骨(ももの骨)が、出っ張り過ぎているタイプ
【C】両方の骨が出っ張り過ぎており、簡単にぶつかってしまうタイプ
FAIの治療は、まずは保存療法(手術をしない治療方法)で対応します。保存療法の軸になるのは、リハビリテーションと関節内注射です。
保存療法で思ったような効果が出ない場合は手術療法を検討する必要があります。
先述したように、アスリートのFAIを手術できる医師が日本にはまだ多くはありません。そのため、専門医の受診を希望される場合は、紹介できる医師が遠方になってしまう可能性が高いです。
FAIのリハビリテーションは、以下のことに焦点を当てて実施していきます。
このように、さまざまな角度から股関節にかかる負担を分散できるようにリハビリを行います。
股関節の痛みや詰まるような感覚で悩んでいる方は、ぜひご相談ください。
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