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一般的な骨折は、一度の大きな外力(転倒・交通事故など)で発生する骨の損傷のことを言います。
その一方で、疲労骨折とはごく小さな外力が繰り返し、言い換えると小さなストレスの繰り返しにより発生する骨の損傷のことを言います。
このような発生状況であるため、海外ではstress fracture(ストレス骨折)と表記します。
疲労骨折は、10歳代の発生率が最も高く、これは競技レベル・練習強度が最も高い年代のためと考えられます。練習時間が長い、オフが少ない、リカバリー(回復)のためのコンディショニングを行う時間が少ないなど、勉強とスポーツの両立で時間に追われている、学生スポーツで多く発生しています。
また、近年は女性アスリートの疲労骨折が問題になっており、さまざまな研究が行われています。女性アスリートは男性アスリートよりもはるかに疲労骨折の可能性が高く、これは女性ホルモンの関連が要因として言われています。
女性ホルモンには、骨を強くするホルモンがあります。月経異常・月経不順・無月経などのトラブルを抱えている場合は、女性ホルモンの分泌が低下し、骨粗鬆症傾向になると言われています。
月経異常以外にも、低栄養なども問題とされており、見た目が競技成績に関与する審美系競技(バレエ・新体操・フィギュアスケートなど)の選手で、無理な減量やダイエットを強いられることが、疲労骨折の発生に大きく関連していると言われています。
疲労骨折の症状は、限局した(比較的ピンポイントな)痛みを訴えることが多く、安静によって軽減するが、運動を行うと再発する痛みが特徴です。
疲労骨折を正確に診断するには、画像の検査が必須です。
レントゲン検査で発見される疲労骨折も多く存在しますが、発症からの時期や怪我した部位によって、レントゲンに反映されにくい場合が多く存在しており、30%程度は発見されず見逃されるケースがあると言われています。
そのため、痛みが続く場合は再度受診し、時期を変えてレントゲンの再検査をするか、MRIなどの精密な検査をすることが勧められます。
MRIの検査では、レントゲンの検査と比較して圧倒的に、見逃し・誤診が少ないこと、レントゲンには反映されない早期の病変を見逃さない、早期診断が可能な点が特徴です。
昨今は、MRIに加えて超音波エコーによる画像診断が普及しており、エコーの検査も早期発見が可能と言われ注目されています。
疲労骨折が見つかった場合、ほとんどの場合は保存療法を選択されます。
運動を休止することで徐々に治っていき、2〜3ヶ月程度で競技に復帰できるケースが多いです。
しかし、部位によっては、疲労骨折が起こると治りにくい部位(血流が悪い骨)があります。
そのような部位は、手術でスクリューなどの固定を行う方が早く復帰できることが多く、手術を勧められる場合があります。代表例としては、第5中足骨骨折の疲労骨折であるジョーンズ骨折(Jones骨折)が挙げられます。
疲労骨折は、最初にお伝えしたように小さなストレスの繰り返しによる骨折です。
そのため、長期間休むことで疲労骨折は治りますが、繰り返しかかるストレスを減らさなければ、新たな怪我の発生に繋がります。
当院では、医療機関にて疲労骨折と診断された方のリハビリを行なっています。
なぜその疲労骨折が起こってしまったのかを明確にすることで、再発予防・新たな怪我の予防を目指します。
怪我でスポーツを休止する期間に、どのようなアプローチをしていくかで、復帰後のパフォーマンスや怪我予防に繋がります。
疲労骨折と診断され落ち込んでいる選手の皆さん、落ち込んでいる時間にも出来ることがたくさんあります。ぜひご相談ください。
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