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腕を後ろにもって行かれるような強い力が加わると、肩の関節が外れてしまうことがあります。
これが肩の脱臼です。肩の脱臼には鎖骨と肩甲骨をつなぐ肩鎖関節の脱臼もあり、全くの別物ですので混同しないように注意が必要です。
自分で外れた関節を戻せる程度を「亜脱臼」、他人に戻してもらわなければならないのを「脱臼」といって区別しますが、本質的には同じ外傷です。
一般的に、肩関節脱臼は上腕骨頭(腕の骨)が前方に脱臼することが多いとされています。
肩が脱臼した場合、整復(外れたものを正しい位置に戻すこと)が必要です。
自然と整復される場合と、自力では整復が困難な場合は、医療機関を受診し医師に整復してもらうことが勧められます。
肩が脱臼するときには、下の図のように関節包(関節を覆っている袋状の膜や靭帯)が損傷します。
場合によっては、関節の受け皿を補強している関節唇(軟骨)に損傷がある場合はバンカート損傷と言われ、関節窩(骨)に損傷がある場合は骨性バンカート損傷と呼ばれています。図のように完全に脱臼してしまうと、上腕骨頭の後方と関節窩の前方が衝突することにより、上腕骨頭の骨が削れる陥没骨折を起こすことがあり、ヒルサックス損傷と呼ばれています。
関節包は、膜や強靭な靭帯により構成されていますが、脱臼時の損傷により緩みが発生します。
適切に治療が行われても、関節包の緩みが残存する可能性があります。そのような場合、再脱臼の可能性が非常に高くなり、問題となることが多くあります。
また、バンカート損傷やヒルサックス損傷があると不安定感や恐怖感がより強く残り、アスリートの場合パフォーマンスの著しい低下により、早期の手術を勧められる場合があります。
肩関節脱臼は完全脱臼の場合、診断は容易です。
亜脱臼の場合は、受診時には整復されているため、受傷時のエピソードや症状により予測されます。
その後の治療方針を決めるために、以下のことを検査によりはっきりとさせる必要があります。
以上のように、レントゲン・MRI・CTの画像検査は非常に重要です。
しかし、画像の重症度と必ずしも症状が一致する訳ではありません。画像は軽度でも不安感や恐怖感などの症状が強く出る人もいれば、画像は重度でもあまり不安感や恐怖感などの症状を訴えない人もいます。そのため、画像と症状を照らし合わせて、今後の治療方針を決める必要性があります。
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