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足の捻挫や捻挫後の後遺症に関しては他のページでも説明してきました。しかし、足のレントゲン写真では異常なしと言われたものの、足首に違和感や痛みが残っており、いっこうに改善しないという症状をお持ちの方がいらっしゃいます。
そこで、考えられるのが、「足根洞症候群(そっこんどうしょうこうぐん)」です。
足根洞症候群では、右図の赤丸で囲んだ周辺を押した時に鋭い痛みを感じます。
日常やスポーツ時の症状として痛みを感じる範囲は、赤丸の部分よりもっと広い範囲の痛みを訴えます。具体的には、外側のくるぶし周辺を広い範囲で痛がる方が多いです。
足根洞は字のごとく、足にあいている洞窟の様な構造になっています。そのほら穴の奥には「骨間距踵靱帯」と呼ばれる靭帯が距骨(足首の骨)と踵骨(踵の骨)をつなぎとめ、足首の安定を図っています。
この空間には、神経が多く分布しているため、ちょっとした刺激を痛みとして認識していまうことが報告されています。
足関節捻挫の診断には、画像検査は必要ありません。
キシロカイン(局所麻酔薬)を注射することで、痛みが変化するかを確認します。
この注射の検査で効果があり痛みが改善するのであれば、足根洞に何かしらの問題があるということが分かるという仕組みです。
そのような場合は、注射後にリハビリを行うように勧められるケースやインソールの作成を勧められるケースが多いです。
足根洞症候群の検査でもあり、治療としての効果もあるのが、前述したキシロカインの注射です。
注射により炎症がおさまることで痛みは改善します。その後、リハビリにて足首周辺の筋力強化などを行い、扁平足が強いケースなどはインソールを作成する必要性もあります。
このケガは、捻挫後の後遺症として考えられています。
そのため、このケガを予防するためには、捻挫の治療をしっかりと行うか必要があります。
『たかが捻挫、されど捻挫』です。
捻挫の後遺症で苦しむ中高年の患者さんやアスリートを多く見てきた経験を踏まえて、捻挫はしっかりと治療すべきケガなんだといことを広めていきたいと思っています。
このような捻挫後の後遺症でお悩みの方は、ぜひ一度当院へご来院ください。
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